新しいクリニック
7週目が終了。しかし・・・
前回の更新から間が空いてしまいましたが、この1~2週間はあまり進展がありませんでした・・・。
5月のトレーニング開始から7週目となった今週は、ステレオスコープと呼ばれる道具を覗いて、左右の目に映った同じ映像を重ね合せるトレーニングをひたすら行なっていました。
ところが、いくらやれども一向に見え方に変化がありません。
明確な立体視は無いし、融像もなんか中途半端に出来ているというか・・・。
左右の目からの情報を一つの映像として認識することは出来ていますが、それは重ね合わせているというより、それぞれを継ぎはぎにして、一つの映像として完成させている、という感覚です。
周辺視野での融像、立体視はある程度出来るようになったことがこれまでのトレーニングで分かりましたが、肝心の中心視野となるとそれぞれの像が磁石の同じ極を近づけた時のように反発し合っているというか、脳が「待った待った!それは無理!」と言って頑なに拒否してるような感覚があります。
新しいクリニック
6月末までというタイムリミットも近づき、1週間変化が全くなかったことから思い切って他のオプトメトリストのクリニックを訪ねました。
治療を途中で切り替えたりするのは良くないんじゃないかという気持ちもありましたが、結果的には正解でした。
新しく訪れたクリニックでは
・上斜視に対してプリズム眼鏡を掛ける必要はないこと。
(私が今掛けている眼鏡は、これまでトレーニングを受けてきたオプトメトリストの処方の元、上斜視を矯正する度が入っている。)
・以前と比べ内斜視の度がかなり減っていること。
の2つがわかりました。
プリズム眼鏡が不要という点については、
・上斜視の度がいつも固定されていればそれはハードウェア(=目を動かす筋肉)の問題なので、手術やプリズムを入れることが有効。
・私の場合は上斜視が不安定で右目が上に行くこともあれば左目の時もある。つまり、ハードウェアに問題はないが、ソフトウェア(=脳)側でうまくコントロールが出来ていないことが問題。
・そのため、プリズム眼鏡が必要な状況ではない。
とのことです。
また、トレーニング内容もこれまでのオプトメトリストとは若干異なり、体を動かしながらトレーニングを行うスタイルでした。
平均台に乗って物を見たり、回転椅子に乗ってぐるぐる回ったり・・・。
右半身と左半身(=右脳と左脳)の連携が必要な動きをすることで、右目と左目の連携を強化するのが目的のようです。
目のトレーニングなのに体を動かすの?と思うかもしれませんが、実は、直近1週間のトレーニングの最中、頑張って融像しようとしている映像を左右それぞれの手で触ることで、楽に融像が出来ることに気がついていました。
視覚以外の体の感覚が見え方に影響を与えるとちょうど思い始めていたところだったので、この新しいトレーニングには納得感がありました。
今後のトレーニング
新しいオプトメトリストと相談の結果、これまでのクリニックと新しいクリニックのダブルクリニックで残りの時間を過ごすこととなりました。
方針の若干違う二つのクリニックからトレーニングを受けることで、お互いが干渉しあい、逆に悪い結果を招いてしまわないかが気になりましたが、その点は問題ないとのことです。
また、新しいオプトメトリストは、私が今通っているオプトメトリストのことをよく知っており、そこでカバーしきれていないと思われるトレーニングを行うという話になり、一安心です。
ここ2週間は毎日同じことの繰り返しでどん詰まりという感じでしたが、新たに希望が見えてきました。少しでも前に進むことに期待し、これからまたクリニックに行ってきます。