27歳からの立体視獲得への挑戦

生まれた時から「斜視」「ほぼ弱視」だった私が、27歳から立体視獲得に向けて試行錯誤を始めました

神戸・JoyVision訪問

先月、2月8日のこと。

このブログに初めてコメントをいただきました。

斜視の娘さんをお持ちの方からのコメントで、いわゆる臨界期を過ぎた高校生の頃にビジョントレーニングを行い、両眼視を獲得したとのことです

↓の記事のコメント欄に投稿いただきました。

 

ビジョントレーニング自体、ましてや臨界期を過ぎての両眼視獲得など、なかなか日本では表に出てきづらい情報を発信できればと思って運営しているこのブログですが、こうやって共通する境遇の方からコメントを頂くことができ、本当に嬉しい気持ちでした。

 

そのコメントの中に、「名古屋の眼鏡屋さんでビジョントレーニングを行った」との一文があり、はっとしました。

 

昨年、私はアメリカに行く前に、色々と視機能回復やビジョンセラピーについて調査し、時間の許す範囲で色々な機関や病院に足を運びました。

その中には、名古屋や大阪など、私が今住んでいる東京から離れた場所に拠点を構えているところもありました。その存在は認識していたものの、十分に時間が取れなかったこともあり、その時は神奈川、千葉など、関東圏に留まっていました。

 

「もうアメリカに行って治療の方針も決まったし」、と思って他の国内のビジョントレーニングは一旦いいかな、と思っていましたが「今回、自分はできることはなんでも、後悔が残らないようにやり切るんじゃなかったのか」

と言う気持ちを思い出し、関東圏を飛び出して、これらの場所へ早速伺うこととしました。

 

ということで、コメントを頂いたその日に、神戸と名古屋にあるビジョントレーニングを行っている場所へ予約を行いました。

 

そして翌週の2月14日。

 

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まずは神戸に行ってきました。

神戸といえば、「ビジョントレーニング」で検索するとトップページに出てくる
「視機能トレーニングセンターJoyVision」様(http://www.joyvision.biz/

に訪問しました。

 

こちらでは、アメリカでオプトメトリスト開業資格をお持ちの、北出先生に約2時間に渡り、視機能について検査いただきました。

 

今回の訪問で、新たに分かったことは上下斜視が極めて不安定だと言うことです。

ブロックストリングや、左右で違う像を見てその上下左右位置の違いを答える検査を特に綿密に行ったのですが、見ていると像の位置が上下にふわふわ動いていることに気がつきました。

これまでは同時に左右の目で同時視することに精一杯で、気がつくことが出来ませんでしたが、今回は長時間を掛けて像の位置に注目したことにより気がつくことが出来ました。

 

これまで散々あちこちで検査をしていたため、目の状態についてはこれまで判明していた内容の再確認という形になりましたが、改めて検査いただいたことで安心出来ました。

北出先生からは、ブロックストリングのやり方と同時視を促すための訓練法とそのための器具を貸していただきました。器具はオプトメトリストのクリニックで見るような本格的な物なのですが、「今使っていないから良いよ」とのことで、恐縮しながらお借りしてきました。

北出先生をはじめ、お会いするオプトメトリストの方々には本当に感謝です。

 

上下斜視の不安定さと新しい訓練法をいただき、神戸を後にしました。

次回は、神戸の翌週に伺った名古屋について書きたいと思います。

 

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JoyVisionの北出先生(左)と。