私自身とこのブログについて
はじめまして。ご覧頂きありがとうございます。
私自身について
プロフィール
東京在住、27歳会社員の男です。
私の眼について
私は生後3ヶ月の頃に内斜視と弱視に近い状態であると診断されました。
その後、アイパッチトレーニングや外科手術により目の位置は”見た目上は正常”になり、視力もコンタクトやメガネを利用し1.0以上出るようになりました。
しかし、両眼での融像や立体視は獲得出来ず、今に至ります。
視野の広さは両眼分あるのですが、中心視野に関しては主に利き目の右目で見えた像を認識し、左目からの情報は自動的に脳が削除しているようです。
ただし、静止したものをじっくり見つめたり、意識すれば二つの位置がずれた像を見えてきます。
(ゴルフをやるときに結構困ります)
なぜこの年齢から立体視獲得に挑戦するのか
大きく二つかな、と思っています。
1.立体的に見える世界そのものに関心がある
2.夢への挑戦
1.立体的に見える世界そのものに関心がある
正常に立体視を獲得している人がどんな世界で過ごしているのか、私に想像することは出来ません。
ただ、実は1度だけものを立体的に見たのではないか、という経験があります。
中学生の時ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに遊びに行き、3Dメガネを掛けて楽しむターミネーターのアトラクションに入った時のことでした。
当然、私には立体的に何も見えずに、単純に画面に映し出された映像を楽しんでいたのですが、戦闘シーンで火花が舞うシーンで、突如、火花の一つだけが、手を伸ばせば触れるのではないか、という質感、重さ、立体感を持って私の前に浮かんだのです。
その時の美しさを忘れることができず、立体的に見える世界はどんなに美しいのだろうと憧れを抱いています。
2.夢への挑戦
私の幼い頃から、エアラインパイロットという夢を持っています。
しかし、斜視や立体視はプロパイロットに求められる身体基準=航空身体検査第1種では不適合とされており、諦めざるを得ないのが現状です。
「なれないものはなれない。諦めて他にやりたいことを探そう」と自分に言い聞かせて大学進学や就職活動を行い、今はとある都内の会社で働いています。
しかし、どれだけ今の仕事をやっても、他の趣味に打ち込んでも夢を追いかけたい気持ちが減るどころか、「まだやれることがあるんじゃないのか」という思いが増え続けていました。
ある日、ふと思い立ち改めてネット上を調べていたところ、成人後の立体視獲得事例や方法が見つかり、「もう出来ることはやり尽くしたと言えるまで今回は挑戦しよう」とスイッチが入り、今日に至っています。
成人後でも立体視の獲得は可能なのか
日本では正常な立体視は6~8歳までに完成し、この時期(臨界期)を過ぎると一生獲得は不可能と言われています。
しかし、日本の外に目を向ければビジョンセラピー(目の訓練)により48歳から立体視を獲得したスーザン・バリー氏の例や、VRのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)用いた斜視治療用のソフトウェアを自身で開発、27歳で立体視を獲得したジェームス・ブラハ氏の例など、成人患者での成功事例や新たな治療法の確立が進んおり、臨界期後の立体視獲得の可能性はゼロではないと言えると思います。
ビジョンセラピーなどの手法は、アメリカ他諸外国では広く成人に対しても行われているようですが、日本では医療制度の違いにより普及していないのが現状のようです。
(あくまで私個人の見解です)
48歳で立体視を獲得したスーザン・バリー氏の著書(翻訳版)
自身でVRソフトウェアを開発し、立体視を獲得したジェームズ・ブラハ氏についての記事
ジェームス・ブラハ氏のソフトウェアはVivid Vision(https://www.seevividly.com )という名前で主にアメリカのオプトメトリスト(検眼医:目の機能測定を行う専門医)のクリニックの間で広がりつつあるようです。
このブログについて
今回私は、日本では受けることが難しいビジョンセラピーを用いて立体視の獲得を目指し、アメリカに渡航しての治療を視野に入れています。
先行事例はないかと思い、成人で立体視を獲得した日本人の事例、海外に渡航してビジョンセラピーを受けた日本人の事例を探したのですが、ネット上ではほとんど見つかりませんでした。
私自身が結果的に立体視を獲得出来るのかどうかも現時点ではわかりませんが、私がこれから辿る道を発信することによって同じような悩みや問題を抱える人に少しでも役にたつ情報を提供出来るのではないか、と考え、ブログ開設に至りました。
眼、身体、脳の状態は一人一人異なります。
私自身にとって効果があったもの、そうでなかったものが他の方にあてはまる保証はありません。その点、ご了承をお願いします。